PSO接続例 〜 私はこうしてラグオルに降り立った
先に断っておきますが、私はISDNを契約したことがありませんので、 ISDN接続に関する記述は誤っている可能性があります。
総論:
全ての機器接続は、基本的に、入力側機器と出力側機器の物理的名接続(ハードウェアレベル)と 論理的な接続(OS/アプリケーションレベル)の二つの整合性が取れれば接続できます。
例えば、
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とまぁ、こんな感じでしょうか。
次からは、私の試したPSO接続例です。かなり偏って、また、はしょって書いてます(^-^;
現在の接続は 2003年10月14日のものです。
接続例紹介
緑色が付いているのは、現在の接続例。
黄色が付いているのは、途中でフリーズ(切断待ち?)し、
PSOをプレイすることができなかった場合の例です。
また、●は、ユーザが手を入れることの出来ない範囲です。
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その5 | ユーザプロバイダ(Yahoo! BB) |
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タイプ | Xbox / ADSL8Mbsp サービス |
安定度 | 結構安定。2003年10月頭頃から、ややネット自体に繋がりにくくなったかも |
接続図 |
○Xbox ↓(LANケーブル…ストレート/5cm) ○ブロードバンドルータ(BRL-04FM:firmware ver 1.13) ↓(LANケーブル/1m) ○ADSLモデム(Yahoo! BB 貸与) ↓(LANケーブル/2m) ○スプリッタ → 電話機 ↓(ローゼット用コネクタ/10cm位) ○ローゼット ↓(NTT回線…ADSL信号を重畳) ●ISP(Yahoo! BB)…DHCP接続 ↓(専用線) ●PSOサーバ(Xbox LIVE!) |
備考 |
(東京めたりっく通信のサービス停止に伴い)プロバイダ変更。 その後の接続ですが、特に問題ありません。 2003年の10月頭から、ネットワークに繋がりにくくなっていますが、 これは Xbox LIVE! の問題というよりは、回線自身の問題だと思われます。 NTTサービスがらみ・・・かな? |
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その6 | ユーザプロバイダ(@nifty) |
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タイプ | cdmaOneによるパケット通信接続+BbA(DCオプション品) |
安定度 | 一秒未満のラグがあるが落ちる程ではない(ラグは気になるが、それなりに安定) |
接続図 |
○DC(BbA) ↓(LANケーブル…クロス/5cm) ○ケーブル延長コネクタ ↓(LANケーブル…ストレート/1m) ・プライベートネットワーク用NIC(USB接続) ○ノートパソコン(WindowsME) ・cdmaOneデータ通信カード(PCカード接続) ↓ ●携帯基地局 ↓ ●ISP(@nifty)…PPP接続 ↓(専用線) ●PSOサーバ |
備考 |
その4の変形タイプ。
接続図は、こちらがすっきりしています。 インターネット接続部分を携帯電話(cdmaOne)を使用して実現しています。 モバイルということで、DCの電源とゲーム画面を確保できれば、 ほぼ日本中どこでもPSOが可能になります。 そのかわり、携帯電話の通話料(データ通信料)を覚悟することに・・・(^_^; ☆料金は、PacketOne(au提供のcdmaOneによるパケット通信サービス)を 利用している場合ですが、ロビーチャットの場合は大体1分10円位(会話量…頻度にもよります)、 ラグオルに潜った場合は、移動などで通信するデータ量が増えるので 1分30円〜50円でしょうか・・・ ただし、通信速度が14400bpsなので、かなりラグが気になります。 携帯のオプション契約としてベストエフォート型ですが64kbpsのサービスがあるので こちらを利用すると良いかもしれません。 料金メニューなどについては、ここでは書きませんので、調べてみてください(w) |
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その4 | ユーザプロバイダ(東京めたりっく通信) |
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タイプ | PPPoE接続のADSL+BbA(DCオプション品) |
安定度 | ほとんどラグがなく、それなりに安定(多分、ISPに依る) |
接続図 |
★接続イラスト
○DC(BbA) ↓(LANケーブル/3m) ○HUB ↓(LANケーブル/3m) ・プライベートネットワーク用NIC ○パソコン(WindowsME) ・グローバルネットワーク用NIC ↓(LANケーブル/3m) ○ADSLモデム(NetDSL880) ↓(LANケーブル/2m) ○スプリッタ → 電話機 ↓(ローゼット用コネクタ/10cm位) ○ローゼット ↓(NTT回線…ADSL信号を重畳) ●ISP(東京めたりっく通信)…PPPoE接続 ↓(専用線) ●PSOサーバ |
備考 |
パソコンにPPPoEクライアントをインストールし、インターネット共有接続機能を利用する。
使用したPPPoEクライアントは RASPPPoE。
私的な非営利目的に限り、無償提供されているソフトウェアです。 このパソコンは、ソフトウェアルータの機能を使用するため、 (通常は)NICを二枚使用することになります。 なお、RASPPPoEの設定は、インストール直後のデフォルト状態(MSS書き換えあり、MaxMTU書き換え無し)です。 図中のパソコンは、ソフトウェアルータ機能のあるOSとインターネット接続共有機能があれば、 WindowsMEでなくとも構いません。 ☆Windows系OSならば、Windows98以降のバージョンでしょうか・・・確か(^_^; インターネット共有接続機能を使用した接続の設定は、へんてこな値が設定されて うまくいかなかったので、ホーム側インターフェイスのみ、 IPアドレスを固定(192.168.0.1)としています。 なお、設定に失敗した場合は、 ネットワークデバイスのみになるようにプロトコルを全て削除し、 再起動した上でもう一度設定をやり直したほうが良いでしょう。 (本当はNICのレジストリ情報も削除したほうが良いのですが・・・) |
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その3.1 | ユーザプロバイダ(東京めたりっく通信) (その3で使用したルータのファームウェアアップデート版) |
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タイプ | PPPoE接続のADSL+BbA(DCオプション品) |
安定度 | それなりに |
接続図 |
○DC(BbA) ↓(LANケーブル/3m) ○ブロードバンドルータ(BRL-04F:firmware ver 6.12) ↓(LANケーブル/1m) ○ADSLモデム(NetDSL880) ↓(LANケーブル/2m) ○スプリッタ → 電話機 ↓(ローゼット用コネクタ/10cm位) ○ローゼット ↓(NTT回線…ADSL信号を重畳) ●ISP(東京めたりっく通信)…PPPoE接続 ↓(専用線) ●PSOサーバ |
備考 |
ファームウェアver.5.07までではPSOをプレイすることはできませんでしたが、
2001/9/14のファームウェアのバージョンアップに伴い、プレイすることができる様になりました。 ☆メーカ(PlanexCommunicationsInc)よりのアップデート内容には、 MSS値の変更等の記述は載ってませんでしたが・・・はて。 自動的に最適な値(MUT値-40)に調整する様に変更されたのだろうか・・・ ってことで設定を挙げておきます。
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その3 | ユーザプロバイダ(東京めたりっく通信) |
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タイプ | PPPoE接続のADSL+BbA(DCオプション品) |
安定度 | 接続不可 |
接続図 |
○DC(BbA) ↓(LANケーブル/3m) ○ブロードバンドルータ(BRL-04F:firmware ver 5.07) ↓(LANケーブル/1m) ○ADSLモデム(NetDSL880) ↓(LANケーブル/2m) ○スプリッタ → 電話機 ↓(ローゼット用コネクタ/10cm位) ○ローゼット ↓(NTT回線…ADSL信号を重畳) ●ISP(東京めたりっく通信)…PPPoE接続 ↓(専用線) ●PSOサーバ |
備考 |
今(2001年度初頭)流行のブロードバンドネットワークを使った接続例です。 ADSL、特にPPPoEでの接続は、PSOに限って相性が激しい様です・・・。 ネットワーク的な観点から言うと、この接続例でも"失敗"することは無いはずですが、 一部のルータを除き、なぜか調子が悪い様です。
ADSLの詳しいことは、PSOのダウンロードクエスト「イー・アクセスの夜明け」をご覧ください(笑) ☆備考:Planex Communications Inc サポートからの回答ですが、 v5.07の次のファームウェアでの対応を準備中であるとのことです |
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その2 | ユーザプロバイダ(@nifty) |
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タイプ | NTTアナログ回線+モデム(DC付属) |
安定度 | きっとそこそこ |
接続図 |
○DC(アナログモデム) ↓(電話用ケーブル/3m) ○分配機(電話と自動切り替え) → 電話機 ↓(電話用ケーブル/10m) ○ローゼット ↓(NTT回線) ●ISP(@nifty)…エリアプラス適用 ↓(専用線) ●PSOサーバ |
備考 |
とりあえず、電話と共用するために、分配機を付けてみました(^-^;
これで(同時使用はできませんが)、いちいちDCと電話機とケーブルを
繋ぎ変えなくても良くなりました。
☆分配機は自動切り替えタイプ。約\2000也 契約しているISPがある場合は、そちらを使った方が良いでしょう(例えば、図中の@nifty)。 特に、ISPの料金が固定の場合は、PSOを遊んでも、NET使用料金はそのままです。 ☆もちろん、繋いだ分の通話料金はNTTに払わないとダメです |
その1 | セガプロバイダ(実はよく覚えていない) |
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タイプ | NTTアナログ回線+モデム(DC付属) |
安定度 | たぶんそこそこ |
接続図 |
○DC(アナログモデム) ↓(電話用ケーブル/10m) ○ローゼット ↓(NTT回線) ●ISP(ISAOネット)…ダイアルQ2 ↓(専用線) ●PSOサーバ |
備考 |
ごく普通の接続方法。PSOを始めるに当たって、ISAO.NETのログインアカウントが
必要になります。先ずはこの接続から。
☆パソコンで使用できる"DreamPassort for PC"を使っても、 ISAO.NETのアカウントは取得できます |
今のところ、こんな感じで利用しています。
ICSについて
インターネット接続の共有(ICS)についてもう少し詳しく。
☆現状で、Microsoftのコンシューマ向けOSではWindows98SE/ME、それからNT系OSで利用が可能かと思います。
ICSは、パソコン上で動くソフトウェアルータです(OSカーネルにソフトウェアルータ機能を追加します)。
場合によっては、パソコンがインターネットの終端になります。
例えば、USB接続のISDNダイアルアップルータ(ISDN回線)や、
ブリッジによるADSL接続(東京めたりっく通信Singleや、NTTのフレッツADSL)等です。
この場合、ダイアルアップルータに接続したパソコン以外の
ネットワーク機器を接続したいと思っても、接続する方法がありません。
二台目以降の機器を繋ぐためには、ルータを介して接続する必要があるのです。
☆理由については、特に特あげませんが・・・(^-^;;
しかし、ルータは別途購入することになるので、導入にためらうこともあるでしょう。
そこで、ネットワークを接続する機器であるルータを、
ソフトウェアとしてパソコン内部に作ってしまおう!!
という発想が、この「インターネット接続の共有」機能ということになります。
☆「"インターネット"接続の共有」という名前になっていますが、
別にインターネットに繋がなくてもOKです。
ルータは、二つのネットワークを接続します。
このため、それぞれのネットワークに繋がるポイントとして、
合計で二つのIPアドレスを持ちます。
これは、ソフトウェアルータといえども同じですので、
ICS機能を利用するためには、NIC(LANカード)が二つ必要になります。
では、ICSの具体的な設定例
ISPを設定したパソコンは、ホームネットワークに対してDHCPサーバとして機能します。
このため、ホームネットワークにLAN接続した機器は、
ネットワーク設定を全て「自動設定」にすることができます。
☆手動設定する場合は、192.168.0.2/24以降で設定します。
ホーム側NICのネットワークアドレスとサブネットマスクは・・・レジストリかな〜。
デフォルトでは、上記設定になっている様です。
ICSでPPPoEを使用する場合
接続例「その4」では、ISPで利用者の認証にPPPoEを使用しているので、
ソフトウェアルータのWAN側をPPPoEクライアントにする必要があります。
☆厳密に言うと「必要がある」というより
「望ましい」と言うべきでしょうか・・・。
理由は、PPPoEパケットがLAN内部に流れない様にするためです。
このため、PPPoEパケットを受け取る一番根っこの部分でPPPoEパケットを処理するようにします。
ちなみに、PPPoEはNICが扱うプロトコルより上位のプロトコルのため、
NICがPPPoEクライアント機能を持つ必要はありません
そこで、WAN側のNICにPPPoEクライアントである"RASPPPoE"を載せることにします。
RASPPPoEはダイアルアップアダプタとしてNICをラップした形でOSに認識されます。
つまり、物理的接続はNICを使っていますが、OSからは、
RASPPPoEがダイアルアップアダプタとして見えることになります。
☆RASPPPoEを使わなかった場合は、
色つきの部分(※)がLANアダプタに替わります
コンピュータ | サーバ | クライアント(パソコン) | ||
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ネットワーク | WAN (PPPoE) | LAN | ||
PPPoE | PPPoEサーバ | PPPoEクライアント | - | |
物理接続 | NIC | - | WAN側NIC | LAN側NIC |
宛て先指定 | MACアドレス | |||
送信内容 | Ethernetフレーム | |||
送信データ部 |
PPPoEパケット (PPPoEヘッダ + IPデータグラム) |
IPデータグラム (TCPセグメント/UDPパケット) |
||
論理接続 (TCP/IP) |
アダプタ | - | ダイアルアップアダプタ※ (RASPPPoE) |
LANアダプタ |
宛て先指定 | IPアドレス/ポート | |||
送信内容 | IPデータグラム (TCPセグメント/UDPパケット) |
次に、IPアドレスを割り振ります。
IPアドレスは、OSから見た場合のアダプタに対して割り振るので、
WAN側はLANアダプタ、LAN側はダイアルアップアダプタ(RASPPPoE)に対して割り振ります。
☆具体的には、アダプタにアタッチされているプロトコルに対して、
IPアドレスを割り振ることになります。
WAN側のIPアドレス設定は、ISP(プロバイダ)から指定された方法で行います。
☆私の場合、
ISPより割り振られるIP(グローバルIP)はDHCPによる自動配布(予想)なので、
DHCPクライアント(IPを自動的に取得する)と設定を行います
さて、これでRASPPPoEを使ったICS設定は終了です。 私の接続例はこうですが、同様に設定してうまくつながるといいですね。